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印刷の黒について ▶
スミベタ(K100%)
⇒主に文字や線などによく使用されます。
【スミベタを使った場合のオーバープリント(スミノセ)の注意点】
写真や文字等のオブジェクトの上にK100%のオブジェクトを重ねて配置した場合、印刷システム上、自動的にオーバープリント設定(スミノセ)になり、下にあるオブジェクトが透けて見える現像が発生します。
K100%設定時に自動オーバープリント印刷をする理由
大部分の印刷物では文字はK100%で設定します。このような印刷物は自動オーバープリント設定をしない場合、版ズレによる印刷事故がしばしば発生します。そのためK100%の場合、自動オーバープリント設定を行っております。
※文字やオブジェクトなどのベクトルデータのみがオーバープリント(スミノセ)処理の対象となります。 画像などのK100%部分は、オーバープリント(スミノセ)処理の対象となりません。
【下地が透けて見える現像を避ける方法】
CMYのうちいずれか1%追加する。
上記のう図のようにK100%以外にCMYのうちいずれか1%追加することで透けて見える現像を防ぐことができます。また、K99%で色を設定しても透けて見える現像を防ぐことができます。
上記のう図のようにK100%以外にCMYのうちいずれか1%追加することで透けて見える現像を防ぐことができます。また、K99%で色を設定しても透けて見える現像を防ぐことができます。
リッチブラック(C40%、M40%、Y40%、K100%)
⇒背景やデザインに深みのある黒を表現したい時など。
スミベタより深みのある黒を表現する設定です。細かい文字や文字の背景などには適しません。
弊社のリッチブラック設定は「C40%、M40%、Y40%、K100%」を推奨します。
弊社のリッチブラック設定は「C40%、M40%、Y40%、K100%」を推奨します。
リッチブラックを使った場合の注意点
小さな文字や、その文字の背景などを、リッチブラックなどのCMYK4色掛け合わせの黒で作成された場合、わずかな見当ズレの影響でにじんでいるように見え、イメージと異なる仕上がりになることがあります。また用紙によっては(厚みがない用紙などは)裏写りが発生する場合があります。
色の設定はデータチェックの対象外とさせていただきますのでご協力お願いします。
※細かい文字や細い線は「K」のみで設定することをオススメします。2色以上使うことによる色ずれに関しては刷り直し対象外とさせていただきますので、ご注意ください。
4色ベタ(C100%、M100%、Y100%、K100%)
⇒使用しないでください!!
CMYKすべてが100%で作成されている状態です。
この状態ではインキが大量に使われ、印刷物が乾きにくく裏写りや様々なトラブルの原因となりますので、データ作成時に4色ベタはお使いになられないようにご注意お願いします。
CMYKの総量が250%以下になるように設定してください。
この状態ではインキが大量に使われ、印刷物が乾きにくく裏写りや様々なトラブルの原因となりますので、データ作成時に4色ベタはお使いになられないようにご注意お願いします。
CMYKの総量が250%以下になるように設定してください。
RGBカラーモードで文字などを「R:0、G:0、B:0」のブラックで作成した場合、CMYKカラーモードでは「C:92.58、M:87.5、Y:88.67、K:79.69」の4色ベタに近い黒に変換されますので、ご注意ください。
※CMYKモードでのデータ作成をオススメします。
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